163【鳩居鵲巣】 出典:詩経・召南・鵲巣 |
《 意味 》
仮住まいのこと。また、他人の地位を我がものにすることのたとえ。妻が夫の家に入ってそこを自らの家とする意に用いる。巣作りのへたな鳩が巣作りのうまい鵲の巣に住むこと。
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《 訳文 》
鵲の巣があると鳩が住みつく。諸侯の娘が諸侯の家に嫁ぐときには娘の家ばかりでなく、その夫の家でも車に乗った多くの役人たちが送ったり出迎えたりする。
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《 原文 》
維鵲有巣、維鳩居之。之子于帰、百両御之
維れ鵲に巣有れば、維れ鳩はこれに居る。この子于き帰がば、百両もてこれを御う。
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《 一言多い解説 》
良い意味と、悪い意味の両方があって、大抵、悪いたとえが後で出来る
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