161【記問の学】 出典:礼記らいき)・学記
《 意味 》

 丸暗記の学問のたとえ。暗記をしていてその場の質問に自分の知っている事を答えるだけの学問。浅くて粗雑な学問の意
《 訳文 》

 たた古書を暗記し、学ぶ者の質問に答えるだけの学問では、真の先生にはなりえない。必ず学ぶ者の質問を聴いたうえで適切な答えをしてやることが必要である

《 原文 》

 記問之学、不足以為人師。室必也其聴語乎

 記問の学は以て人の師と為るに足らず。必ずやそれ語を聴かんかな

《 類句 》

 教える側への戒めの故事とは思わなかった。