159【季布の一諾】 出典:史記・季布欒布列伝 |
《 意味 》
絶対に信頼できる確かな承諾。「季布」は、楚の国の名将で、初め項羽の将となり、漢の劉邦を窮地に追い込んだが、項羽が滅亡したのち、許されて漢の高祖(劉邦)に仕えた。侠気があり、約束を重んじ、一旦引き受けたことは必ず実行したので人々から信頼された
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《 訳文 》
楚の国の人の諺に「黄金百斤をもらうより、季布からもらう、承諾の一言の方が価値がある」とあります
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《 原文 》
楚人諺曰、得黄金百斤、不如得季布一諾
楚人の諺に曰く、黄金百斤を得るは、季布の一諾を得るに如かず
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《 類句 》
現代は、言質を取られないよう、窮々としている人ばかり
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