129【))る】 出典:詩経・豳風ひんぷう)伐柯ばっか)
《 意味 》

  人の道は手近な所に手本があるものだというと。人間の法則や基準は現実の生活の中にある、というたとえ「柯」は、斧の柄。斧の柄を作るために木の枝を切っていくが、その寸法は、現に使用している釜の柄を基準にすればよい。また、自分の心を基準にして、他人を思いやることにも用いる。

 
《 訳文 》

 斧の柄を切り取り、斧の柄を切り取る。切り取る柄の寸法は今の斧の柄と同じでよい。(手元の物がその見本)この子に会えた喜びに、ごちそうを入れた器をずらりと並べよう

《 原文 》

 伐柯伐柯、其則不遠。我覯之子、籩豆有践

 柯を伐り柯を伐る、そののり)遠からず。我この子を覯るに、籩豆践へんとうせん)有り

《 一言多い解説 》

 学問が頭でっかちな人を作るのだ