128【かわうそ)魚を祭る】 出典:礼記らいき)月令がつりょう)
《 意味 》

  獺が、捕獲した魚を並べておくことをいう。その並べようが、人が神に物を供えて祭るのに似ているので「魚を祭る」という。また転じて、詩文を作るときに、多くの参考書を広げることをいう。

 
《 訳文 》

 正月になると ・・・ 東風が吹いて氷を溶かし冬眠していた虫類が動き始め、魚が氷の上に現れ、獺が捕らえた魚を祭をしているかのように並べ、雁が南方から飛んでくる。

《 参考 》

 正岡子規は自分の病床の周りに、さまざまの書物や品物を集めて、「獺祭書屋だっさいしょおく)」と称した。

《 原文 》

 孟春之月・・・東風解凍、蟄虫始振、魚上冰、獺祭魚、鴻雁來

 孟春の月・・・東風こおり)を解き、蟄虫ちつちゅう)始めてうご)き、魚冰に上がり、獺魚を祭り、鴻雁こうがん)來る

《 一言多い解説 》

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