122【下問を恥じず】 出典:論語・公冶長
|
《 意味 》
自分より年齢や地位が低い人に対しても、質問をし、教えを乞うことを恥としないこと。
|
《 訳文 》
(弟子の子貢が孔子に尋ねた。「(衛の重臣孔圉の死後の諡を)孔文子と言いますが、どうして(最上の諡である)文という名が用いられたのですか」。孔子が答えられた。「彼は鋭敏な能力を持ちながら学ぶことを怠らず、わからないことを弟子の者に対して質問することを恥としなかった。だから『文』という諡がおくられたのだ」
|
《 原文 》
子貢問曰、孔文子何以謂之文也。子曰、敏而好学、不恥下問。是以謂之文也
子貢問いて曰く、孔文子は何を以てこれを文と謂うや、と。子曰く、敏にして学を好み、下問を恥じず。ここを以てこれを文と謂うなり、と。
|
《一言多い解説 》
謙虚だから聞けたのか、恥も外聞もなく聞いたのか、それが問題だ
|
|