120【画餅に帰す】 出典:三国志・魏書・蘆毓ろいく)
《 意味 》

 役立てることができず、むだな骨折りに終わってしまうこと。「画餅」は、絵にかいた餅。実際の力とはなり得ず、計画倒れになってしまうことをいう。

 
《 訳文 》

 (魏帝がみことのり)を出していった。「人材を得られるか否かはすべて蘆毓の手腕にかかっている。」人を選び推挙する時は世の中の評判に左右されてはいけない。世の中の評判などというものは地面に書いた餅のようなもので、食べることもできず、役に立たないからである。

《 原文 》

 選挙莫取有名。名如画地作餅、不可啖也

 選挙するに名有るを取ることなか)れ。名は地にえが)きて餅を作るが如く、)らうべからざるなり

《一言多い解説 》

 机上の空論、希望的観測、予定 ・・・ etc 全て実現したためしがない