212【結縄の治】 出典・易経・繁辞伝 |
《 意味 》
古代の素朴な政治。上古の時代は縄を結び、その結び方で意味を表し、意思の疎通をはかったということから、まだ文字の無かったころの政治をいう。
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《 訳文 》
上古の時代には、縄を結んで、その結んだ形を目じるしにして諸事を治めた。後世の聖人は、文字を作ってこれに代えた。
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《 原文 》
上古結縄而治。後世聖人易之以書契
上古は縄を結びて治む。後世の聖人はこれに易うるに書契を以てす。
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《一言多い解説》
結束も結縄も、仲間を一つのまとまりにすることの意味、故に縄を結ぶことはそのシンボルとなる。SMの世界もや
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