108【学を好むは知に近し】 出典:中庸
《 意味 》

 好んで学問をすることは、知者に一歩近づくことである。「知」は知力・知徳を身につけた者。
 
《 訳文 》

 自分から好んで学問をする者は知徳を身につけたといってよく、絶えずこれに励む者は仁徳を修めることができたといってよく、恥を知っているものは真の勇気を知っている人だといってよい。この三者(好学・力行・知恥)を知れば、人は誰でも我が身の修め方を知るであろう。

《 原文 》

 好学近乎知、力行近乎仁、知恥近乎勇。知斯三者、則知所以脩身

 学を好むは知に近く、つと)めて行うは仁に近く、恥を知るは勇に近し。)の三者を知れば、則ち身をおさ)むるの所以ゆえん)を知る。

《一言多い解説 》

 しかし、○○老い易く学なり難し、もある。つまりほとんどの人は凡人となる。