106【鷽鳩鵬を笑う】 出典:荘子・逍遥遊 |
《 意味 》
つまらぬ人物の狭い見識で大人物の行為を推し量ってもわからないということのたとえ。「鷽鳩」は、小鳩。「鵬」は、想像上の大きな鳥。
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《 訳文 》
(鵬が南の海に移ろうとして飛び立つとき、羽ばたきながら、水面を三千里にわたって走る。鵬はそのとき起こるつむじ風に乗って九万里も飛翔する) 蝉と小鳩が鵬を笑って言った。「おれたちが勢いよく飛んで、楡や枋の木に突進しても、時には途中で地に投げ出されることがある。なんで九万里も飛翔して、南に行く必要があろうか。)
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《 原文 》
蜩与鷽鳩笑之曰、我決起而飛、搶楡枋。時則不至而控於地而已矣。奚以之九万里而南為
蜩と鷽鳩とこれを笑いて曰、我決起して飛び、楡枋に搶る。時に則ち至らずして地に控するのみ。奚を以て九万里に之きて南することを為さん。
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《一言多い解説 》
大人物の前で喋れば喋る程、自分の馬鹿さを自分で暴露するだけである
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