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『広島焼』


 広島焼のこれぞコツと言ってよいことは3つ在るものとberander は考えています。
@:小麦粉をといてベースにする際に、単に水で済ませず、しっかりだし汁を作ってこれを使うこと。それと気力があれば、山芋を摺って適量加えます。
A:次にこの生地の上に載せる材料。色々好きな物を使ってよいのですが、麺は忘れては困る。焼ソバ用の単品麺が良いでしょう。これにはしっかり下拵えを施します。テキトー30分でも1時間でも、先ほどのだし汁をしみこませておきます。次にフライパンに麺を載せて、水気が切れる程度に炒めます。以上が材料篇。上の写真のとおりです。

 Bでいよいよ製作篇となります。我が家はホットプレートの上で焼きますが、一名様づつの出来上がりとなります。生地を引いたら直ちに、この日はキャベツ・焼きそば・天かす・もやし・豚ばら肉と重ねて最後に生地をもう一度日光いろは坂のように掛ける。あるいは大アマゾン流域状に掛ける。蓋をして蒸らし焼きにした後、鉄板の空いたスペースに生卵を直に落として、ヘラで黄身をつぶしながらひろげる。
 そして時間をおかず、隣の盛りを卵の上にひっくり返して載せる。思い切りが大事、これが第3のコツです。中味が少しくらい広がったって構わない。さっ、さっと生地の裾内に掻き込んでしまえば大丈夫です。
 卵があまり焦げないうちにもう一度天地返しをする。今度は全体の中味がしんなりしているからよほどの事がない限り、大崩れすることはない。腕を段々上げてコツを悟っていきましょう。へらは左右両手に持ったほうが良いでしょう。

 焼けた順に食べていくことになります。阿弥陀でもじゃんけんでも、腹空き順でもなんでもいいから、兎に角焼けた順にどんどん食べ始めましょう。・・・では出来上がりが下の写真。トッピングは、青海苔、花カツオ、ソース、きざみねぎ(わけぎ)、紅しょうが、マヨなど。中味に加えるつもりだったあおり烏賊は刺身になった。餃子はお付き合いに添えた。息子は食べ始めていた。細君は私を待っていた。
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